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CREW's VOICE

連携や支え合いの先にある自立

障害福祉についてはまだまだ知らないことばかりですが、入社2年目になり、自分のやるべきことがわかってきて、自分から動けるようになりました。自分の色も出せるようになった気がします。自分の色というのは「サービス」に対する考えです。学生時代に販売について学んだこと、そしてアルバイト時代にアパレルブランドで働く中で得てきた経験、そういったものを少しずつ出せるようになってきました。

私たちが事業としていることは、就労移行「支援」なのですが、それは同時に「サービス」でもあります。サービスである以上、お客さまの考えを大事にして、お客さまの側に立ってものを考えなければなりません。どういう考えをお持ちなのか、今どういうものを求めているのか、いろいろな要素から判断しなければならないということです。

例えば、わたしが働いていたアパレル業界では、普通、お客さまが店に入ってくると「ご試着いかがですか?」なんて声をかける店員も多いのですが、わたしはそう声をかけられるのが嫌ですし、わたしがいた会社も、試着を薦めるような声かけはしませんでした。相手の立場になれば、自分だって自由に買い物をしたい。そしてそのうえで、商品に興味を持ってもらい、購買意欲を持ってもらえるようなサービスがあるということなんですね。

プッシュ戦略、プル戦略などと言うこともありますが、押すだけではなく、あえて引くことで購買意欲を持ってもらうような接客があるんです。それには、相手が何を望んでいるかを察知し、先回りするようなスキルが必要です。コミュニケーション力と言い換えてもいいかもしれません。

そしてこれは、就労移行支援にも共通すると思います。数字ばかりを追い求めるのではなく、そのお客さまが今何を一番望んでいるかを敏感にキャッチして、その方に必要なものを見極めなければなりません。支援も同じです。今、どんなカリキュラムを必要としているのかを察知して、こちらから提案することが重要だと思います。そして最終的には、わたしたちではなく、お客さまの意見を尊重する。そんな風に、日々の支援のなかに、わたしなりの「サービス精神」をプラスできるようになった気がします。

 

―連携しなければ自立できない 1人では社会を変えられない

ソーシャルデザインワークスに入って2年目になります。もともとベンチャーで働きたいと思っていて、ここが一番先に見つかった会社でした。高校生の時から、スーツを着て電車に乗って通勤して、というのにまったく肯定的な気持ちになれず、まわりとは違う生き方をしたいと思っていたんです。就職せずに独立して、仲間たちと少人数で楽しくやれればいいかな、なんて認識でした。

ところが、いざ入社してみると、ひとりでは生きていけない、1社では社会を全然変えられないということを痛感することになりました。同じ思いのある人と出会ったり、アツい気持ちのある人と話をしたり、ネットワークを広げていろいろな情報を共有したりと、つながりを求めていかなければいけないんだと考えるようになりました。

正直、この業界に入る前は、障害福祉と聞くと、なんとなく偽善的な響きも感じたりしていました。この会社に入っていなければ今もそうかもしれません。でも、地域の大きな企業とコラボレーションして企画を進めたり、ごちゃまぜイベントを地域の皆さんと企画したりする中で、社会が変わるかもしれないという思いを抱けるようになりました。そして、そういう連携の先に、自立、わたしにとって独立があるんじゃないかと思うようになりました。

成長していきたい、独立して、自立した生活を送りたい。そんな気持ちは、メンバーさんも同じなんです。支え合ってこそ初めて自立が生まれるのではないか。そこに気づいたとき、わたしも、以前よりも自分らしさを出せるようになっていました。もっと、この現状を知らない人たちにも、わたしたちの思いが届くようにしていきたいと思います。もっともっと社会の中でイベントを企画して、社会を変えていきたいですね。そんなふうに社会を変えていけるのは、わたしたちだと思っています。

 

SOCIALSQUARE
SOCIALSQUARE
NPO法人ソーシャルデザインワークスが運営する障害福祉サービス店舗。 社会と現在の自分を結ぶための広場を創造することをコンセプトに、一人でも多くの生きにくさを抱える方々の心に栄養を、その先にある活力ある人生に貢献している。