アイキャッチ1
地域連携カリキュラム

ライフスタイル談話 Vol.3

SOCIALSQUARE西宮店で毎月1回行われている「ライフスタイル談話」。本日のゲストは西宮市でTOB塾という個別塾を運営されている山口真史さん。

この塾の主な対象者は、学校へ行けなくなったり、辞めてしまった人たちのようです。ここでは高卒認定や大学入学を目指す一般的な塾の形だけでなく、猟師になりたいという塾生がいれば猟師を目指す為に必要な情報やスキルを調べることを宿題として出して、山口さんも知らないことであれば同じように調べてきて、発表し合うようです。

今回の談話では山口さんが塾を開こうと思ったきっかけや背景について伺いました。

山口さんは幼いころにお父様を事件で亡くし母子家庭で育ったとのこと。当時は母子家庭に対する差別もあった時代だそうで、そういういろいろなものからお母様に守られていたことに後々気付かれるようです。

中学卒業後の進路は工業系の高専へ進学。その理由として当時始まりかけていた土曜日の休みをいち早く取り入れていたり、朝礼や終礼がなかったりという理由だったそうです。しかし、入学して間もなく周りとの温度差のようなものを感じはじめ中退を選択されました。また、高校時代はその他に母子家庭の高校生が集まる合宿にも参加していたそうです。そこで自分史について語る機会があり、色々な人の話を聞いたり、相談を受けたりするなかで今の人と関わる仕事につながっているのかもしれないとも話されていました。

その後、大学へ進学し卒業後は人材紹介の会社に入社し人と会社を繋ぐ仕事を経験を経て、学校の先生の職に就き、そこで4年程働く中で大きな出来事があったようです。

担任を任されていた山口さんは、少し手のかかるような生徒さんに目を配ることが多かったようですが、先輩の先生から「真面目に頑張っている生徒たちに合わせないと皆が外れてしまう」と教えを頂いたようです。翌年からは学年主任に着き、クラスにうまくついていけない生徒さんを中心に担当するようになったにも関わらず、些細なことで注意を受けていた生徒さんが会議に上がり退学が決まってしまったようです。

そんな経験や背景から現在のTOB塾を立ち上げ、深夜に街を出歩く中高生に声をかけ何をしているのか、何がしたいのかなど聞いて周り、そんな若い声を拾い集めたりもしているそうです。

中退や退学等の経歴があるとマイナスのイメージが着いてしまうと本人たちが思い込んでしまい、せっかく前に進む力や時間があるのに何もできないしやらない。行ってみて、やってみて違うと思うことがあれば自分を見つめて、自分の道を探す。今回の話から過去の苦いことも自分が勝手に思い込んでいたりするだけで、先に進むことは誰でも出来るんだと、メンバー、クルー一同皆が教わった気がします。

 

SOCIALSQUARE
SOCIALSQUARE
NPO法人ソーシャルデザインワークスが運営する障害福祉サービス店舗。 社会と現在の自分を結ぶための広場を創造することをコンセプトに、一人でも多くの生きにくさを抱える方々の心に栄養を、その先にある活力ある人生に貢献している。