地域連携カリキュラム

地域シゴト見学会・ハニーズ

地域の中にはさまざまな「シゴト」があります。そのシゴトの現場を自分の目で見ながら、働くことについて視野を広げ、これからのビジョンを描くことに活かそうと、11月25日水曜日、2回目となる「地域シゴト見学会」を開催しました。今回の見学先は、いわき市の誇るアパレルメーカー「ハニーズ」の物流センタ—です。

ハニーズといえば、日本国内だけでなく、国内外に1300を超える店舗を持つなど、日本を代表するアパレルメーカーとして知られます。今回は、その物流拠点となる物流センタ—の見学。障がいを持つ人たちの雇用も積極的に行われているハニーズ。実際にどんなシゴトがあるのか。かなり具体的で刺激的な見学会となりました。

物流センターの中は、巨大な体育館のようなスペースになっており、荷受け、荷さばき、中身の仕分けや再梱包など、それぞれのセクションに分けられています。センター全体で200名を超えるスタッフが働いており、ほとんどのセクションで、障がいをもった人たちが責任ある仕事を任されていました。とにかく皆さん活き活きとして働いている姿が印象的でした。

仕事を1つひとつ丁寧に説明して頂いた蔭山センター長

こちらは仕分けスペース。指示書の通りに仕分けしていく。ミスの許されない現場だ。

不良品を見つけ出し、セール品として再び販売するためのスペース。値札の付け替えなどが行われている。

ハニーズでは、障がいを持った人たちがより働きやすくなるよう、株式会社ハニーズハートフルサポートという子会社を立ち上げ、センター内の清掃、不良品の仕立て直しなどの業務を行っているそうです。性別や仕事に対する向き不向き、適応性などをじっくりと考慮し、より力を発揮できるようなサポート体制が築かれているのです。

もちろん、作業は決して単純なものばかりではありません。1つのミスが命取りになる物流拠点。さまざまなチェック項目があり、ミスを防ぐような工夫がなされています。働いている方々も、和気あいあいとしながらも責任ある仕事に対する緊張感が感じられました。

印象的だったのは、物流センターの蔭山センター長が、案内している間、社員に声をかけたり励ましたりされていたこと。このような密なコミュニケーションが部署内での相互理解を促し、チームワークを醸成しているのでしょう。受け入れる側の準備が整っていることが感じられました。

障がいを持った人たちに責任ある仕事を任せるため、専門の子会社を立ち上げた。それがハニーズハートフルサポート社。センター内に事務所を構える。

初めて見る大型の物流センター。実際に働いている人たちの姿を目にし、メンバーたちの士気も上がったはず。

40分ほどの見学でしたが、障がいを持った人たちが実際に活き活きと働いている姿を見て、私たちもモチベーションがあがりました。こうして「具体的な現場」を知ることで、そこに近づくために今何ができるのかを考えるきっかけになります。自分はどう生きたいのか、そしてそのためには何が今足りないのか。そのような自分との対話を通し、日々がさらに充実したものになるはずです。

SOCIALSQUARE
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NPO法人ソーシャルデザインワークスが運営する障害福祉サービス店舗。 社会と現在の自分を結ぶための広場を創造することをコンセプトに、一人でも多くの生きにくさを抱える方々の心に栄養を、その先にある活力ある人生に貢献している。