Member's Voice いわき店 Vol.3

元々、設備の点検業などで働いていた田子さん。SOCIALSQUAREいわき店での訓練を経て、一般企業の障害者雇用で事務職へ就職が決まりました。Member’s Voiceは、ソーシャルデザインワークスが運営する障害福祉事業所(ソーシャルスクエア)で、就労を決めた方や、日常で支援にあたるクルーの生の声を紹介するコーナーです。

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このMember's Voiceは、ソーシャルデザインワークスが運営する障害福祉事業所(ソーシャルスクエア)で、就労を決めた方や、日常で支援にあたるクルーの生の声を紹介するコーナーです。

きっかけは、仕事上での「つまづき」

編集部 - 元々、設備の点検業などで働いていた田子さん。SOCIALSQUAREいわき店での訓練を経て、一般企業の障害者雇用で事務職へ就職が決まりました。ソーシャルスクエアを利用するきっかけは何だったのでしょうか?

きっかけは、前職の仕事がうまくこなせない・人間関係が築けないことから退職し、精神病院の診断から注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されました。その後、カウンセラーから就労移行支援事業所をお勧めされ、SOCIALSQUAREいわき店の就労移行支援に通所するようになりました。

いわきには他に就労移行支援事業所はありますが、2つの理由でSOCIALSQUAREいわき店の利用を決めました。
1つ目は施設内の雰囲気が木組みの長テーブルに全体的に落ち着いたデザインが、某カフェ屋さんみたいでこれなら毎日通いたいな!と思ったことですね(笑)。
2つ目は、他施設では何か物を作ったり、手伝いをするといった決められた内容・業務をするのではなく、自分自身でやりたいこと・学びたいことを見つけ、自由に取り組むことのできる活動の幅の広さが利用する決め手になりました。

編集部 - ソーシャルスクエアではどのようなことが学べたと思いますか?

人間関係の築き方だと思います。スクエアには様々な精神障害の利用者が年齢に関わらず、同じ空間で1日を過ごします。入所当時、私は学校などの集団生活は苦手で、「別に喋らなくてもいいや…」と思っていました。
しかし、学校と違う点は支援員(クルー)が用意した社会復帰向けて役に立つマナーやスキルを学ぶ、カリキュラム(授業のようなもの)を受けるのですが、内容を知識として覚えて終わりではなく、「参加した利用者と実践・経験する」グループワークの時間があることでした。
グループワークを実施する前に、初めて話す方なら自己紹介から始まるのですが、その何気ない自己紹介から、今後、1日を過ごす利用者を徐々に知り、スクエアに通い続けているうちに
利用者とお昼休みに趣味の話で盛り上がることがありました。

知識として知っていても、人間関係やコミュニケーションって最初のきっかけづくりはとても難しいと思います。
しかし、スクエアでは「カリキュラムを継続的に受けることで人間関係の築き方を知識ではなく、実践をこなすことで自然とあいさつやマナー・スキルを感覚的に学んでいく」という感じです。まず必要なのは、カリキュラムに参加する自身の勇気(あとカリキュラム資料と筆記用具(笑))ですが、初めての利用者はカリキュラムのみを受ける「見学」もありますので、そこからグループワークの様子を見てみてコミュニケーション の取り方を感覚的に知っていく段階から始めることが自身のスクエア生活をより良くすることができると思いました。

ひとりで、解決しようとしていた

もう1つ学んだのは、人に相談することの大切さですね。当時、私は相談することは自分自身の弱みを晒すみたいな感じが好きではなくて自分自身でなんとか解決しようとする気持ちがありました。

ですが、スクエアの支援員と定期面談を通していくうちにメンタル維持やストレスコントロールを安定させるだけではなく、支援員からの助言を意識・実行してみるなどの「自身を見つめ直す機会」を相談で見つけることができます。

「今の自分を変えたい」という気持ちからスクエアにて課題・目標を目指す最中、うまくいかないことによる焦りから息詰り・辛い思いが頭の中にいっぱいになることもあると思うんですよ。それは、成長しよう・向上しようと思っているからこそツラかったり苦しかったりする。そんな時に「誰かにその内容を話せる環境がない」ことが何よりもしんどいことだと思います。

スクエアの利用中は、一人で悩む前に支援員に相談できる環境があります。一人で抱える前にまずは相談して、心の不安を取り払って、今後のスクエアで学びたいことを見つけられたのが良かったなと思っています。

就職後、定着支援面談に訪れた田子さん

スクエアで身についたこと


編集部 - いざ就職してみて、ソーシャルスクエアでの訓練はどのくらい役に立ちましたか?

すごく基本的なことですが、「あいさつ」が身についていることは大切なことだと感じています。就職後は、社内社員以外にたくさんの業者の方々が出入りがある為、業者の方に対しても抵抗なく、自然にあいさつができることが結構大事だったりします。
あいさつはコミュニケーションの始まりでもある為、出入りが頻繁な得意先の担当さんといつの間にか世間話ができるくらいになりました。あいさつは気持ちを前向きにしてくれますし
スクエアでは、朝礼のなかに「あいさつの唱和」というあいさつ練習の時間が設けられていますので、自然に身につけることができました。
みなさんも、前向きな気持ちになりたいなと思いましたら、是非ともあいさつの唱和にて練習をしてみてください!

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ソーシャルスクエアが大切にしているのは、その人の特性にあった支援を行うこと。そしてそれをより実践に近い環境で行うことです。障害と一口にいっても、1人ひとり直面している問題は異なりますし、得意不得意があります。それを無理矢理に強制するのではなく、本人の特性にあった支援を探る。そのことで少しずつ自信がつき、自分でできることが増えていく。それが自立に繫がるのだと思います。
このコーナーでは、今後も、就労を決めた方や支援にあたるクルーの生の声を紹介していきます。スクエアでのカリキュラムをイメージして頂いたり、ここで働くことをイメージして頂いたり、気軽にお読み下さい。スクエアに興味を持って頂いた方は、ぜひご連絡下さい。見学などの案内をさせて頂きます。

ソーシャルスクエア いわき店
〒973-8404
福島県いわき市内郷内町水之出17 ソーシャルスクエアビル 1F
TEL:080-3525-9426
MAIL:ss_iwaki@sdws.jp

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