正解がないことを面白がる

2019年5月入社・ソーシャルスクエア西宮店で自立訓練(生活訓練)を行う支援員・脇谷茉実をご紹介。大学では地域福祉を専攻。学生時代に関わった限界集落の活性化プロジェクトや、精神障害の方とともに立ち上げた市民団体『ほほ笑みの街プロジェクト』がきっかけで、まちづくりに関心を持つ。そんなバックグラウンドを持つ脇谷が社会福祉士という専門性を生かしながら、毎日どんな支援をしているのか語ってくれました。

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脇谷 茉実(わきたに・まみ)

SOCIALSQUARE 西宮店 スクエアクルー/社会福祉士

ソーシャルスクエアという地域に開かれた現場で障害福祉に関わるクルーは、どのような問題意識を持ち、どのような理想を掲げて支援を行っているのか。その声をインタビュー記事で紹介していく「Crew’s Voice」のコーナーです。

今回は、2019年5月入社・ソーシャルスクエア西宮店自立訓練(生活訓練)を行うクルー(支援員)の脇谷茉実をご紹介。和歌山県出身で、大学では障害福祉・地域福祉を専攻。学生時代に関わった限界集落の活性化プロジェクトや、精神障害の方とともに立ち上げた市民団体『ほほ笑みの街プロジェクト』がきっかけで、まちづくりに関心を持つ。そんなバックグラウンドを持つ脇谷が社会福祉士という専門性を生かしながら、毎日どんな支援をしているのか語ってくれました。

自分の好きなことが2つもできるんやったらいいな

前職は訪問介護の仕事をしていました。嫌ではなかったんですが、ずっと続けたいなと思っていたわけではなくて。そんな時に、うちの法人の求人を見つけたんです。「ごちゃまぜのまちづくり」というのと障害福祉関係で、しかも家から電車で1本で来れる!というのでバッチリ条件が合って。申し込んだらトントン拍子で採用が決まってしまったという感じですね(笑)

結構勢いでやっちゃうことが多くって、「いったれ」みたいな感じでぽんっといってしまうことが多いんです。

ほんまは福祉がやりたいというよりは、まちづくりがしたいなという思いが大学の時からあったんです。ただ、従来の福祉学部の就職先でまちづくりというと、地域福祉にカテゴライズされて、社会福祉協議会に流れることが多かったんですが、私がやってみたい街づくりとイメージが違うなと思ったんですね。

デスクワークよりも、もっと体を動かして人と関われる仕事に就きたいなという思いから、最初は精神障害のある方の施設で働いたりしていました。そこでの経験から、障害がある方と関わる仕事は楽しいなという印象を持っていたのと、ごちゃまぜのまちづくり、ということだったので、自分の好きなことが2つもできるんやったらいいな、という直感はちゃんとありました。

自分がいい状態じゃないと、いい支援はできない

いま、西宮店では自立訓練(生活訓練)の支援員として働いていますが、まずは自分が楽しいと思っていないと駄目やな、と思っています。自分がいい状態じゃないと、いい支援はできないなと思うので。

法人の自己紹介のところに「正解がないことを面白がる」と書いているんですが、それは、支援には答えは無いし、こちらのアプローチでメンバーさんが変化することが面白いなと思っています。

常に、「どうしたらいいんやろう」とアプローチの方法を探求することが大事だと思っていて、もちろん上手くいかないこともありますけど、それも含めて、大事だと思っています。
メンバーさんのちょっとした変化が嬉しいです。

社会福祉士の資格を取って福祉をやろうと思ったのも、自分は物心ついた頃から、「優しい人になりたい」とか、「人の役に立ちたい」と平気で言う子供だったんです。みんなが幸せになればいいのに、とか卒業文集とかに書いちゃう、ちょっと変わった子供やったんです。
そんな中で、「障害」という言葉がなくなればいいのにとか、問題意識が小さい時からあって、中学卒業くらいにはもう絶対、福祉がやりたいみたいに決めちゃってました。

以前の職場は精神障害の方の生活介護だったんですけど、サービスの期限がなかったので、どうやったら居心地の良い居場所を作れるかなというのを考えていました。でも今は2年間という期限があるサービスなので、それは良くも悪くも面白いなと思います。難しいなとも思うけど。

期限がないと、その場を充実させることがメインになっちゃうんですけど、今のサービスは期限があることでメンバーさんの通過点にできることがいいなと思います。通過点ということは、その先のことまで考えないといけないので、ソーシャルスクエアで上手くいっている人でも、卒業した時にやっていけるか、というところまで考えて支援する必要があるなと思っていて、その先の事まで一緒に考えられることが、難しいけど面白いなと思っています。

 

人と人が関わることで生まれる「人と場の可能性」

大学時代には、地域でのプロジェクトが色々ある中で、京都の限界集落の活性化プロジェクトなどに参加していました。

2年間くらい取り組んで、その時には地域の方との繋がりも出来て、仲良くしてくださる方もいたんですが、中には学生が地域に入ることに対してよく思っていない人もいました。学生に飯食わしてるだけやろ、みたいに思っている人もいて、地域の中でやっていくって、めっちゃ問題が起きるんやなと実感したんですけど、でも逆にそれが楽しくて。こういうのも福祉なんやと思ったら、やっぱり地域がいいなとその時に思ったんです。

人対人で何かを仕掛けて、繋がりができたり、関係性ができていくのが好きなんです。
人ってきっかけがあると変われると思うんです。だから、いかにそのきっかけを作れるか。

ソーシャルスクエアで例えると、スクエアに福祉関係以外の人が来た時に、お互いにとってきっかけや気づきになる部分があると思うんですね。それは私にとっては、化学反応みたいな感覚で、「これとこれを混ぜ合わせると、どうなるんだろう」みたいな、実験的な要素が日々あって。

好奇心というか、「やってみたらいいんじゃないかな」という気持ちが強くあります。
単純に良くしたい、というよりは楽しんでいる感覚ですね。正しいことだけをやる必要はないと思うし、色んなことが起きたとしても、最終的には何とかなると思っています(笑)

私はこの「きっかけ」という言葉がすごく好きなんですけど、メンバーさんが変わるきっかけの場所になってほしいなと思うし、通ってよかったなと思ってもらえる場所にしたいですね。

PROFILE
脇谷茉実
脇谷茉実

脇谷 茉実(わきたに・まみ)
SOCAILSQUARE 西宮店
スクエアクルー/社会福祉士
1989年生まれ。和歌山県出身。大学では障害福祉、地域福祉専攻。
学生時代に関わった限界集落の活性化プロジェクトや、精神障害の方とともに立ち上げた市民団体『ほほ笑みの街プロジェクト』がきっかけで、施設の中でとどまらない地域住民を巻き込んだ支援やまちづくりに関心を持つ。様々な人が暮らす地域の魅力を発掘しつつ、人と人が関わることで生まれる人と場の可能性を、日々探求しています。好きなことは、お気に入りのカフェを探すこと、サイクリング、散歩。

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