\アートセラピー 体験/仮面のワークショップ

SOCIALSQUAREいわき店のカリキュラムをご紹介。アートセラピー 体験を行いました。様々な手法がありますが、今回は「仮面」を利用したワークショップを行いました。 

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今回は、SOCIALSQUAREいわき店のカリキュラムをご紹介。土曜日の活動時間を使って、アートセラピー 体験を行いました。アートセラピーとは「言葉として表現できない心の世界(抽象的な概念)」を、アート表現として自分で表現してもらい心身の健康を回復させるセラピーのこと。様々な手法がありますが、今回は「仮面」を利用したワークショップを行いました。 普段、いろいろな場面で自分の気持ちを「言語化」する機会は多いと思います。
スクエアのカリキュラムでも、自分の気持ちを表現するための手段として「言葉にする」ワークを大切にしていますが、「言葉以外の自己表現をする」機会はなかなかないんじゃないでしょうか。

中には「言葉にする」ことが障害や病気の特性上難しかったり、苦手だったりするかたもいらっしゃるかもしれません。そんな時に、言葉以外の方法で自分の気持ちや想い、感覚を表現してみても良いのではないかと思います。

今回の「仮面のワークショップ」では、あるテーマを設けました。
【自分の嫌いなところを「仮面」に表現してみましょう】というテーマです。

ベースとなる白い仮面をお配りし、そこに絵具やペン、シールや紙粘土などを使用して、自由に上記のテーマを表現をしてもらいました。
「テーマが難しい」「どうしたらいいかわからない」という声もありましたが、しばらくすると皆さん黙々と作り始めました。選ぶ色や表現方法は様々です。

創作のポイントとして
上手に作る、見栄え良く作る、面白くする、自分に似せるなど「他の人がみてどう感じるか」は考えないでください。その必要は全くありません。とお伝えしていました。
例えば、うまく人とコミュニケーションを取れない自分や、感情と表情が連動しない自分、いろいろなことを考えすぎて本当に自分の考えたいことに頭を使うことができない自分。
参加されたメンバー(利用者)さんはさまざまな表現方法で「自分の嫌いな自分」を表現することができました。

今回、「自分の嫌いなところ」を仮面に表現してもらったのには理由があります。

一度、「嫌いな自分」というものを自分の中から「表現」として外に出してしまうことで
自分と一体化してしまった「嫌いな部分・気に入らない部分」を客観的に見つめられるように、という狙いがありました。

作りながら、自分の嫌いなところを外部化(自分とは別のところに置く)ことを目的にしています。

うまいへた関係なく、気持ちのおもむくまま創作活動をすることに「とってもスッキリした!」と話していたメンバーさんもいらっしゃいました。
出来上がった仮面を見てみると、みなさんそれぞれの「嫌いな自分像」が出来上がりました。
でも、こうして並べて見てみると、とっても素敵で魅力的な仮面ができたようにも思います。

今回のこのアートセラピー 体験「仮面のワークショップ」は、自立訓練(生活訓練)・就労移行支援のどちらのメンバーさんにも受講していただきました。サービスやカリキュラムについて少しでも気になった方や詳しく知りたい!という方は、ぜひお問い合わせください。
見学や体験も随時受け付けております。

就労移行支援
今すぐに就職することへの不安や、仕事を長く続ける自信がない方に向け、自分のことを知る時間をじっくり設け、就職に向けて必要なことを学び身につけていくことのできるサービスです。ソーシャルスキルトレーニング(社会で生きて行くうえで必要な、コミュニケーションのトレーニング)やビジネスマナー研修(来客応対や名刺交換、お茶の出し方や電話対応など基礎からビジネスマナーを習得)などの基礎的な就労スキルを身につけた上で、企業見学や実習を行い、あなたらしい働き方を実現することができます。

自立訓練(生活訓練)
「生活力を身につけ、社会とつながる」ことを目的としたサービスです。生活リズムを整えながら、スクエアに来所し活動することで、体力づくりやコミュニケーション能力を身につけていきます。クルー(支援員)がヒアリングを行い、利用される方ひとりひとりの課題や目標に対して支援を行います。活動ペースや活動内容、不安なことなどを共有し、それぞれのペースにあった活動内容をご提案いたします。あなたらしく生活できる方法を一緒に考えていきましょう。

 

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