ソーシャルスクエア 開設1周年を迎えて

2015年10月1日、ソーシャルスクエアは開設1周年を迎えました。メンバーの皆さま、ご家族の方々、日々支えてくれる皆さま、本当にありがとうございます。

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みなさん、こんにちは。代表の北山です。
2015年10月1日に、ソーシャルスクエア(以下、SSという)は開設1周年を迎えました。
無事に1周年を迎えられたこと、大変嬉しく思います。SSをご利用いただいているメンバーのみなさま、ご家族の方々、日々支えていただいている地域の方々、行政・関係機関の方々、頑張っているクルーのみなさん、本当にありがとうございます。
思い返せば、1年前は、利用メンバー数よりも支援クルーの人数が多い状態からのSSスタートでした。地元いわきでの就労支援のニーズを肌で感じていながらも、本当に大丈夫かな? 私たちは必要とされているのかな? と不安になったことも正直ありました。
しかし、自分たちの支援力向上への努力や関係機関の方々との交流・情報交換等の横のつながりの強化、メンバーやご家族の声に耳を傾けることを地道に行ってきた結果、今では事業所定員の20名近くの方々にご利用いただけるまでになりました。
私たちの事業成果の一つである「1人でも多くの障がいのある方々の就職・職場定着」に対しては、この1年で、2名の方が就職としっかりとした職場定着をされています。今でもOBとしてSSでのイベント等に顔を出しに来てくれます。就職後も交流を続けられる関係性でいられることは幸せなことだなと感じています。
私たちは、SSを運営する際の事業コンセプトを、「社会と現在の自分を結ぶための広場を創造することで “はたらくを諦めない”生きにくさを抱える方々の心に栄養を、その先の、活力ある人生をデザインする」と掲げ、日々、支援を考えるときや様々な場面と対峙する際にこのコンセプトを基に判断することを基本としています。
これからも、自分たちでは足りないことは地域の方々にも助けてもらうというスタンスで、感謝と謙虚さを無くさず、地域に開けたソーシャルスクエアを創っていく所存です。みなさま、ご指導ご鞭撻のほど、何卒、宜しくお願い申し上げます。
(代表|北山剛)

PROFILE
北山剛
北山剛

北山 剛(きたやま・つよし)
代表理事CEO/エグゼクティブプロデューサー

1979年福島県いわき市生まれ
東北大学工学部卒業、同大学院情報科学研究科修了

株式会社LITALICO(障害福祉事業会社では唯一の東証一部(現プライム)に上場)の創業メンバーとして26歳で参画。原体験は創業当時に出会ったある男性との対話。交通事故で重度身体障害になり、以降20年近く24時間介護施設で生活し人生に絶望しきっていた男性。その絶望感は本人から生まれたものではなく、周りにいる少ない人間が勝手に諦めることにより生み出されたもの。そして、多様性を拒絶する福祉業界の壁。「障害があっても働きたい意志があるなら、それを何とか実現するのが障害福祉の使命ではないのか?」と自分たちの志を話そうものならバッシング、全否定。これは、誰に何を言われようが若者なりの想いを貫くしかない。想いを実現するまでやり切るしかない。そんなパッションで10年以上にわたり、社会的課題をビジネススキームで解決していくソーシャルビジネスが成り立つことを実績で示す。その後、同社から独立、再びゼロから起業。

NPO法人ソーシャルデザインワークスでは「仲間の幸せと共に諦めのない社会を創る」というビジョンを掲げ、障害のある方や生きにくさを抱える方々に向けた自立訓練・就労支援サービス事業を軸に多様なごちゃまぜの世界観を地域の方々と共創し、全国展開を目指している。

はたらき方の多様性を自ら体現するために2017年〜2020年の3年間、家族と共に南米ペルーで移住生活を送った。

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