SST:上手な依頼の仕方

ソーシャルスクエア内郷で日常的に行われるカリキュラムのなかにある「SST」。今回は「上手な依頼の仕方」をみんなで考えてみました。

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ソーシャルスクエア内郷で日常的に行われるカリキュラムのなかに「SST」:ソーシャルスキルトレーニングというものがあります。ソーシャルスキルとは、日本語で言うならば「社会技能」。社会の中で普通に他人と交わり、共に生活していくために必要な能力のことを差し、このカリキュラムでは、そのソーシャルスキルを学んでいきます。
WHOでは、シーシャルスキルについて「日常生活の中で出会うさまざまな問題や課題に、自分で、創造的でしかも効果のある対処ができる能力」と定義していて、具体的には、意思決定力、問題解決能力、創造力豊かな思考、クリティカルに考えていく力、効果的なコミュニケーション、対人関係スキルなどがソーシャルスキルにあたります。
さて、今回紹介するSSTのテーマは「上手な依頼の仕方」。先日カリキュラムを行いましたので、こちらで少しご紹介致します。このプログラムでは、3つのステップを使用して相手に分かりやすく、快く引き受けてもらうための依頼の仕方を学びます。
ステップ①相手の顔を見る
ステップ② 相手にして欲しいと思うことを具体的に話す(自分が頼む理由も伝える)
ステップ③そうしてもらえると、どう感じるかを相手に伝える
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何度か受けているメンバーさんもいらっしゃるので、受講する回数ごとにこのプログラムのねらいが異なります。初めての方はまず、内容を理解してロールプレイができること。2回目の方は丁寧な言葉を意識しつつ、なるべく自然にアドリブを入れながらできること。3回目の方はノンバーバルコミュニケーションを意識して依頼ができるようにすること。それぞれのメンバーさんが自分の受講回数を確認してカリキュラム開始です。
ちなみに、ノンバーバルコミュニケーションというのは非言語コミュニケーションで抑揚や表情、ジェスチャーなどのことです。人と話すときに言葉のみの場合の伝達は6~7パーセントと言われていますから、このノンバーバルコミュニケーションはとても大切なのです。
でも、意図的に表情を作るのが苦手というメンバーさんが多くいらっしゃるので、ロールプレイイングが始まる前に、まず「笑顔」の練習をします。「ウイスキィー」と言い、口角を上げるのです。一人で練習するのは恥ずかしいけど、みんなで大きな声でやればこわくない!!ということでみんなで「ウイスキィー」「ウイスキィー」「ウイスキィー」「ウイスキィー」「ウイスキィー」と練習。口角は勿論上がりますが、この状況に皆さん笑顔がこぼれます。
場の空気とメンバーさんの顔が砕けたところで、ステップを使用したロールプレイングの開始です。はじめはテキストに書いている通りに読みますが、テキストのページが進んでいくにつれて、実際に「依頼」する場面を考えて、自分でどのように伝えるかを考えます。自宅で掃除をお願いしたい時、何か用事があって送って欲しい時など場面に合わせて自分で言葉を選んで、考えて伝えます。ぎこちなくしていたメンバーさんも何度も繰り返し行うことで緊張も解け、リラックスした雰囲気でできていました。
カリキュラムでは、実際に上手にできることよりも、その場面に遭遇した時に、思い出せるかどうかがポイントだと思います。「これ、スクエアでやった!」と思い出し、実際に使ってみて、「できた」感覚を伸ばしていってほしいと思います。始めは自信のなかったことも、失敗したり、成功したりして意識せずともできるものになっていけばいいなと思います。

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