「こころと行動のスキルアップ」講座

スクエアでまた1つ、新しいカリキュラムをスタートさせました。メンバーさんの興味関心もとても高いように感じますが、さて…それはどういった内容なのでしょうか。

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“朝、上司に挨拶したけど挨拶が返ってこなかった” こんな時、あなたならどう思いますか?
ある人は「きっと忙しくて気がつかなかったのだろう」
そしてある人は「きっと自分が何か機嫌を損ねる事をしたんだ‥‥」
このように同じ出来事でも人によってどのように思うかは違いますよね。
そして出来事に対してどのように思うか(認知するか)によって感情が変わってくるのです。
きっと後者の方が自分を苦しめる考え方をしていて、辛い感情になるでしょう。
しかし、ほとんどの人は自分を苦しめる考え方をしたいと思っている訳ではなく、脳が勝手にそのような考え方をしてしまうのです。これを自動思考といいます。
ソーシャルスクエア内郷では、認知行動療法を元にした“こころと行動のスキルアップ講座”を始めました。
第1回は、認知行動療法って何?自動思考って?スキーマって??自分の認知のクセは?などなど。
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認知行動療法では辛くなるような考え方をしないようにするのではなく、一度辛く捉えてしまった考え方を、適切な考え方に変えるという勉強会を行いました。
「そう考えてしまった中に事実はありますか?見逃している事実はありませんか?」
「そう考えてしまった中に偏った考え方をしているところはありませんか?」
そのような事を整理して適切な考え方に変えていく勉強会を行いました。
第2回は人の行動に焦点を当てた講座。
ABC分析を用いた“行動分析”という講座を行いました。
A どんな時に(先行事象)
B どんな行動をおこして(行動)
C 結果どうなったか(結果)
自分の一連の行動を3つに分類して、何が原因でそれがどうなって行動に繋がったのかを調べる分析方法の1つです。
これを使いこなせるようになると、自身の行動や考え方の共通点やパターンに気付くことが出来、より冷静な行動を起こすことが出来るようになります。
自分の中でよくやる行動とそうでない行動ってありますよね?
好きな事や行った結果良かった事は、自分の中で強化されている行動と言えます。
逆に、好きではない事や行った結果良くなかった事については自分の中で弱化されている行動といえます。
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個人ワークで自分はどんな行動が強化されていて、どんな行動が弱化されているかを考えてもらい発表してもらいました。
A状況「気分が落ち込んだ時に」
B行動「ソーシャルスクエア内郷に来て」
C結果「気分が良くなった」
と答えたメンバーさんがいました。とっても嬉しい事ですね。
良いこと、悪いことになるのは、自分のせいではなく、その行動(考え方)に問題があります。
行動を見直す時には、きっかけ(先行事象)が起きた時に自分がどのような行動に出やすいのか、考え方の傾向(自動思考)を知り、どのようにしていきたいのか考えます。考えることで少しずつ自分の行動を変えていくことができると良いですね。
これからもメンバーさんの為になるカリキュラムや活動を提供して、スクエアに来て良かったと思える事業所を目指していきたいと思います。

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